Technological 技術力
確実な施工力が希求される今、私たちの高精度の技術にご期待ください。
設計図と施工図の境界が消えつつある今、確実な施工力こそ必須です。
建設には、建てたいものを考え出す設計と、それを元に工事して実際に建てる施工があり、それぞれにその指示の元となる設計図と施工図があります。これは、工事という現実を前に、予測に反する事態を回避して工事を安定的に進めるためです。ところが、今それらの図面は、建てたいものを設計し、実際に建てられるのかをシミュレーションするというディジタルの世界の中で一元化が進みつつあります。つまり、私たち施工管理のプロも設計図(3DCAD)の中に入り、現実に工事が可能かを逐次検証して修正もすれば、他社との間で調整もするのです。こうなってくると、施主様・設計者様から見た時、どんな施工者がもっとも頼りになるのかは明らかです。それは、施工を確実にする技術力のあるプロに他なりません。
『着工前打合せ』で設計図を徹底精査し、工事品質を飛躍的に高めます。
このような変化を感じ、私たちは10年前から設計図を元に施工図を起こすだけではなく、設計図そのものを事前に徹底検証する『着工前打合せ』を始めました。それは、担当技術者や関係技術者の全員が事前に設計図を検討して課題を抽出し、ミーテイングで徹底的に検証していくというものです。その検証の精度とスピードは圧倒的です。私たちの技術者は日頃から施工図を描くことを重視しており、その経験によって設計図を見ただけで直観的に違和感を感じ取れるのです。着工前という一刻を争って踏み切りたい状況の中でも私たちならこれを優先でき、その結果、施工品質は格段に向上します。これは、建築物の工事品質を維持向上する責任は工事会社にこそあるという、私たちのプライドでもあるのです。
メンテナンス技術の難度は桁違い、その柔軟な発想力を新築プロジェクトにも反映して。
創業から約70年、私たちはこのような設計施工力の信頼性に加え、メンテナンスを通して地元のお客様との関係を深めてきました。というのも、当社のメンテナンスには、熱源を根本から変えてしまったり、患者様の治療が続く中で施工したり、最先端システムの導入を伴ったりと、難度の高いご要望が大変多いのです。その結果、最初に徹底的に現地調査した上で、どんな技術を使ってどの手順で工事を進めればよいのか検討を重ね、新たな施工ノウハウを開発することも少なくありません。私たちは、こういった技術を蓄積し、即、新築プロジェクトにも導入して、将来メンテナンス対応が可能な工法を前提に最適な設計施工を実現しているのです。それはまさに、建築物を知り尽くし、現場の知恵を生かし切った技術に他なりません。
有資格者を目指せ。その伝統を守り、信頼される技術者を育て続けます。
技術は人なりと言います。当社の優れた技術力も、私たち技術者が現場で発揮しなければ意味がありません。この時思い起こされるのが、技術者教育に力を注いだ創業者の言葉です。「資格を取れ」と、すべての社員に声が掛けられ、当時の技術者は皆、資格を目指し競って勉強したのでした。おかげさまで現在も、当社には他社に比してかなりの数の有資格者がおり、その伝統の流れを汲んでいます。そして、当社にはそれを支援する各種制度が整備されており、一方、先述の『着工前打合せ』なども実践教育の場として着実に機能しています。私たちは、やはりすべての技術者には現場を代表する現場代理人になって、「私の現場だ」と言えるようになってほしいと願っております。そして、たとえ業界環境をはじめ障害があったとしても、それを乗り越えてその醍醐味を知る技術者を目指すよう指導を続けたいと思います。