TOP MESSAGE トップメッセージ/事業戦略とビジョン
技術力は全方位へ。ワンストップ100億企業も垣間見えた。 代表取締役社長 坂東利明
給排水工事とメンテナンスで創業し、電気工事も始めた。そして、内装建築工事にも進出しオールラウンドへ、
ついに“ワンストップ”のサブコンになる日が近づいている。市場も和歌山から大阪に展開し、急成長の途上。
そして、全国展開も視野に、2030年の売上100億を見据える。
「設計・施工は元より、
アフターメンテナンスの
信頼を誇りとする」
私たちは1957年、和歌山の地で、給排水の機械設備工事業からスタートしました。以来、地元の病院や福祉施設、ホテル、ビジネスビルなどの建設に携わって給排水・空調工事を請け負い、さらにアフターメンテナンスに注力することによって、お客様との間で末永いお付き合いを続けてきました。これは、創業者が理念として掲げた「設計・施工は元より、アフターメンテナンスの信頼を誇りとする」というポリシーに沿った活動で、何より長期的な観点からお客様の信頼を裏切らないというスタンスを守り抜いて来たのです。私は、創業者の祖父から数えて3代目にあたりますが、これはバンドーがあくまで品質重視の工事会社であり続けるという指針であり、責任をもってお客様に接するという姿勢の現れでもあって、お仕事を依頼されれば絶対にお断りしないということをモットーとし、今後もけっして揺らぐことはありません。
お客様を拡大し、
10数億規模の工事に
挑戦を続ける。
私は建築工学を学んだ後に、ゼネコンに入社して技術者の道を歩み、20代後半で当社に転じて2015年に社長に就任。以来、大手ゼネコンで学んだ技術と建築ビジネスの最新事情を踏まえて、当社らしい発展の道筋を描き実行してきました。まず、主力の給排水・空調分野では、従来からの高い技術力を生かして大きく成長させることを考えました。つまり、地元和歌山においては、従来の直販のお客様向けに中小規模工事とメンテナンスの品質を磨き続けて収益力を向上させ、一方、新市場大阪には現地の同業をM&Aして本格進出。超高層マンションや万博会場の大規模開発など10数億規模の仕事をターゲットとして市場の一角に食い込みました。また、それらの施工に欠かせない大阪周辺の優秀な職人グループの開拓も進めており、設備工事会社として関西圏で確固たるポジションをつかもうとしています。
電気・建築・メンテナンスを加えて、
建設の“ワンストップ”へ。
一方、和歌山では業態の多角化を進めようと、M&Aによる電気工事の事業化もいよいよ最終段階に入り、中小規模から大規模工事へのステップアップも始まっています。また、直近では、建設全般からアフターメンテナンスまでトータルで提供するいわゆる事業の“ワンストップ” 体制を目指して、ついに建築工事分野にも着手しました。そして、これら事業の次のステップは、大阪進出です。先に進出した給排水・空調部門がお客様を拡大する中に、電気・建築の工事とメンテナンスの分野をさらに加えていくのです。これによって、現在、およそ1000件に達したお客様の内、特に重要な100社様に対しては、私たちがサブコンとなって“ワンストップ”戦略をいよいよ本格化していくことになります。その結果、現在の売上20億円(2023年度実績)から急成長を遂げて、2030年度には100億円を達成しようと思います。
設計図面のあらゆる誤りを見抜く…
技術者の直感力を育む。
これはもう、けっして夢ではありません。私たちへのお客様の評価と信頼を踏まえれば、これは十分に可能性のあるビジョンなのです。なぜなら、私たちは、これだけ多くの有資格者を育て、社内に擁している……つまり、これは私たちの実力なのです。その実力とは、きっちり図面を描くことを基本に、その繰り返しによって技術を身に付け、設計図面を見ただけで誤りを直感的に見抜ける力です。この場面に触れたゼネコンや設計事務所の技術者は、間違いなくう~んとうなり、当社技術者へ信頼は絶大なものとなるのです。そして、当社の強みの源泉はそういった技術者を育てる力です。現場で発揮する実質的な技術力・マネジメント力を身に付け、社会という公の場で認められるポジションを確実にする有資格者として立つ。そんな技術者をいち早く、たくさん育てたいのです。もうすぐそこに、あなたの挑む現場が待っているのですから。