DEPARTMENT 部門&プロジェクト紹介

電気部 電気部 課長 鶴見一郎

10年、20年でも持つ品質を
必ず担保する、「確実な仕事」を。

2017年、バンドーの電気工事事業がスタートした。
そして今、その技術力は給排水・空調分野に等しく、
高い品質レベルであると認められ業績も向上。
徐々に両分野のシナジー効果も出てきた。
その信頼をベースに、狙うのは大阪の新市場だ。

電気工事を取り込み、
バンドーはサブコンへ
一歩を踏み出した。

M&Aから時を経て、ゼネコンからは電気工事の見積り依頼も来るようになり、最近では、より大きな工事にも誘われるようになってきた。狙い通りの展開だ。これは、導入した他社技術がバンドーの技術水準を満たし、高品質を実現できると見込まれたからにほかならない。リーダーの鶴見もそれは強調する。
「私たち電気部としては、10年でも20年でも持つような品質を必ず担保しないといけないという姿勢なんですね。それは、前の会社を継いでもらったバンドーの意向でもありました。時間はかかるかもしれないが、必ず機械設備と同様のレベルにしようというね。そして今、お客様にもそれが認められてきたということです」。
電気部は、ついにバンドー品質に並んだ。

設計図って100%じゃない。
その間違いを発見し、
修正する“施工力”が要る。

その一例が病院だ。何と言っても電気設備の種類が格段に多くて、消防法の制限は一段ときびしい。まず、ナースコールなど非常用回路があり、また停電に対応するためにすべてについて回路・配線が2つずつ、非常用の電源があれば電源系統も複数系統になってくる。しかも、大病院ならコンセントやスイッチは全部で何万個、何十万個という単位になり、配線はいよいよ複雑だ。
設計図はあくまでその建物設備の概要だ。
その概要を、設計者の意図を汲み施工レベルにまで落とし込む。ここはぜったい手が抜けない。
現場でのトラブルはゼロにはできませんが、だからと言って初めに出来るだけ問題点を洗い出さないと修正も困難になる。
既に建築や他業種は材料の段取りを行ってる場合もありますしね。

したがって、鶴見はどんな現場でも設計図から施工図を書き起こすことを理想としている。その時、はっきりとおかしいと分かるのだ。その経験が積み重なると、見た瞬間、間違いが匂うようになる。その上で、警戒心を持って一つひとつ詰めていくわけだ。
「そうやって、施工図書くことによって疑似的に工事するんですよ。「この壁に分電盤は取り付けられるか?」とか、「電線や配管の取り回しはできるか?」とか。
勿論、法的な基準も守らないといけません。
そしてそれらに加えて工程の管理など、全てできてこそ、現場監督だという。
というのも、現場監督は誰が何と言おうと最終的にそれでいこうと判断し、すべての責任を自分で負う役割だからだ。すべての責任とは、そこまでのことを言う。そうでないと、現場監督は務まらない。

竣工を重ねるたびに、
キャリアアップが実現する。

そこに向かうキャリアアップの道筋は、やはり施工物件の規模と数だ。戸建住宅からマンションへ、工場もあれば病院もリゾートも。そして、もうどんなものが来てもある程度いけると…そういった経験が自信になっていく。
「新築引き渡しの直前、その瞬間なんですよ。誰も入ってない真っ白な状態までできてきて、綺麗になって、ああ、しんどい目したけど、これオレがやったんだってこの瞬間が病みつきになる(笑)。しかも、褒められでもしようなら有頂天ですよ。そして、この世界の泥沼にだんだんはまりこんでいくんですね(笑)」。
こうやって自分の武器=スキルを磨いて自分の財産にし、資格も加えて公にも認められるようになる。すでに、億単位の仕事が目前で待っている。そして、いずれ京阪神全域へ展開していく日も近い。

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